医療用に使用するプラスチック製品を100個程度作りたいと考えています。金型を作るほどの量ではないと思うのですが、真空注型で作れるでしょうか?
A. 注型で製作する材質と、滅菌処理の内容によります。
医療用に用いるプラスチック製品の場合、滅菌が必要になる部品があると耐熱性が求められますが、真空注型で使用できる樹脂材料はウレタン系かエポキシ系はABSライクのもので、せいぜい90度までです。
滅菌には、いろいろな種類があり、環境も異なりますので、その観点からの判断になります。
また、真空注型で使用する型は、20個程度の製作には耐えられますが、100個となりますと、型を作りなおして注型する必要があります。
他の方法としては、樹脂成形の本番材料を使用するマイクロ波成形(金型不要)、樹脂成形でも簡易金型を使用するなどがあります。
update:2015/10/25