加工するには設計がいる、設計するには仕様がいる、仕様を作るには?

こんにちは、
TAMA試作ネットワーク事務局の小野です。

武蔵村山商工会工業部会の研修会で、
アルプスツールさんを視察させていただきました。

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↑創業130年、おぎのやの釜めし~をいただきました

いろいろ感想はありますが、ひとつ。

アルプスツールさんでは、
棒材を自動供給する工作機械「バーフィーダ」などを作られています。

バーフィーダは横に長いものですから、
組み立てて精度を出すために、あえて設計段階で
精度をゆるめにする、というお話をお聞きしました。

「普通の設計者だと、精度の指定がないとH7くらいでやっておこう、となりますが、それをやってしまうと組み上がらない」
とおっしゃっていました。

こういうことって、設計から組立まで一気通貫で仕事をしていないと
できないことなのだと思います。

すり合わせ型、コミュニケーションが必要な部分で、
「優先度」を目的と照らしあわせて設定できるということです。

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↑ 別所温泉付近は、赤松が見事でした!

TAMA試作ネットワークでも、一つ感じることがあります。

加工屋さんに渡すためには図面が必要で、
図面を書くのは設計の方です。

でも設計をするためには仕様が必要です。
仕様はどこから出てくるのか?

それは製品企画であり、事業計画なのです。

事業計画を考えることなく「ものを作る」ことをやってしまうと、
トラブルの元だと感じています。

先日も、こんなことがありました。

2つの製品の打診をいただき、
設計者とともに検討をしていました。

A製品とB製品があり、話はずっとA製品の話でした。
でも、どうもA製品は売上をたてるには随分と時間がかかるものです。
どうやって事業化を進めていくのかという話をつめていくと

実は、ほんとうにやりたいのはA製品だけども、
それで売上を立てるのは数年は難しいため、
そのためにB製品を作るとおっしゃるのです。

展示会に出すため納期も迫っているのですが、
依頼者は思い入れの強いA製品のことをずっと話されていました。

そこで、B製品から作りましょうという話をしまして、
目標である展示会で、どういう成果を得たいのか考え、
それを実現できる試作機を作らないといけないですねという話になりました。

展示会はプレゼンですから、
「相手に伝える」ことが必要です。

「相手」とは誰か?
何を伝えるのか?

この辺りは、事業開発の領域です。

製品を作るのは、モノという単体ですが、
全体を通じてビジネスのプロセスがあります。

最終的に、顧客がいなければ、モノを作ることも続けていけません。
ものづくりと事業開発を、同軸で考えていくこと。

それが「ものづくり」を成功させるうえでは不可欠だと感じています。

TAMA試作ネットワークTSUBASAでは、
商品開発を町工場連携でサポートします。

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